西本 卓也

主な研究分野

音声対話と音声応用システムについて、特に次のような 研究をしています。

  • 音声対話エージェント: 将来のコンピュータ、情報家電、ロボットなどと人間が、 音声で効率的かつ快適にコミュニケーションをするための技術です。
  • 情報アクセシビリティ: 視覚障害者が音声でインターネットや情報家電を利用できるための、 音声対話システムの開発手法や音声合成などの構成要素に関する研究と、 それらの技術の善し悪しをいかに評価するか、 といった人間の立場に立った研究を進めています。
  • 車載音声インタフェース（テレマティックス）: 自動車を運転中に音声で効率よく複雑な情報検索や 車載機器の操作ができるようにするための研究をしています。 特に、運転の邪魔にならないように、 状況に応じて気の利いた会話を行わせることが重要だという立場から、 意識の脇見（マインド・ディストラクション）という問題に 取り組んでいます。

擬人化エージェント (Galatea Project)

擬人化音声対話エージェントを使ったシステムを開発 するためのツールキットを公開中です。 音声認識、音声合成、顔画像合成など、 さまざまな要素を統合するシステムです。

視覚障害者のための情報アクセシビリティ

車載音声インタフェース（テレマティックス）

東京大学21世紀COE 実世界情報プロジェクト

VoiceXML と音声対話記述言語

VoiceXML とは音声対話システムの標準的な記述言語です。 Galatea Project で対話エージェントを制御するための 記述言語として使用しています。 これに関連する情報交換、情報公開や、 より改良された技術の検討、標準化などの活動に関わっています。

情報処理学会試行標準

音声認識や音声合成などの技術の普及につながる標準化活動に参加しています。

個人的活動

Last modified: 2009-07-31